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連載終了のお知らせ


 石川県輪島漆芸美術館は開館以来24回目の春を迎えます。これまで培ってきた経験を最大限に活かし「世界で唯一の漆芸専門美術館」の名に恥じぬよう、これからも「おもてなしの心」を忘れずお客様をお迎えしていきたいと思います。

 そして長らく連載してきた「輪島ぶらり散歩」は、今回が最後となります。行く先々で快く取材に応じていただいた方々は、皆さん素敵な笑顔で、輪島に住んでいることに誇りと喜びを感じているようでした。ご協力いただき心から厚く感謝申し上げます。
 輪島にはまだまだ素晴らしい場所、風景、伝統、風習などがあります。輪島という素晴らしい土地に住んでいる喜びを感じながら、これからもこの街を見つめ続けて行こうと思います。
 最後までご愛読いただき、ありがとうございました。(T.S.)

高洲山山頂付近から望む輪島市街地(2011(平成23)58日撮影)

「春の訪れを感じながら、着実に歩を進める街『輪島』」

 3月も後半となり、徐々に春めいた日が多くなってきました。
 輪島市内を巡ると、各所で新しい歩みを目にすることができます。
 「道の駅・輪島ふらっと訪夢(ほうむ)」から県道1号線を南へ約1km進んだところでは、輪島消防署の新庁舎が建設作業のピークを迎えています。新庁舎は、私たちの安全安心に一層寄与する事でしょう。
 そのそばでは、市街地を東西に迂回する国道249号線輪島バイパスの整備も急ピッチで行われています。市中心部の車両の渋滞緩和も期待されます。

 市中心部では、リニューアルオープンする2つの施設、輪島マリンタウン地内の「輪島キリコ会館」、河井町中央通りに建つ「輪島塗会館」の目新しい建物も、道行く人々の注目を集めています。
 また、そこかしこで春の訪れを告げる「曳山(ひきやま)祭」の鮮やかなポスターを目にするようになりました。総輪島塗の曳山が街を練り歩く姿が目に浮かびます。曳山巡行は、住吉神社が45()、重蔵神社が6()です。
 そしてこの春、北陸新幹線金沢開業と共に、私たちにとって大変嬉しい話題が「NHK連続テレビ小説『まれ』」の放送です。330()から始まるこのドラマを通じて、輪島の素晴らしさを感じていただければと思います。
 岐阜県・御母衣(みぼろ)湖展望台の荘川桜の種から育ち、当館に植えられている「荘川七郎」のつぼみもふくらみ、開花まであと少しとなっています。(T.S.)

春の訪れを感じる「フキノトウ」の芽吹き

 3月に入った輪島は、春を感じる日差しが降り注ぐようになってきました。
 先日の「輪島ぶらり散歩」でご紹介した「犬の子まき」が行われた蓮江寺を再び訪ねると、境内の片隅に「フキノトウ」が芽を出していました。

 フキノトウは日本全国の山野に自生しており、春先に一斉に芽を出すそうです。
 日差しだけではなく、このような草花の成長からも春の訪れを感じることができます。
 年度末の慌しい中、ホッと一息つく事ができたこの日の「ぶらり散歩」でした。(T.S.)

夜を彩るイルミネーションあれこれ

 輪島で夜を彩るイルミネーションと言えば、まず白米千枚田「あぜのきらめき」を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、この他にも市内中心部を散策すると、様々な光のページェントに出会うことができます。


 輪島の玄関口である「道の駅・輪島ふらっと訪夢」前には、カラフルなLEDランプが点灯しています。輪島に着いた方は、まずこの灯りを目にして心が癒されることでしょう。


 そこから北へ少し進んだ「馬場崎(ばんばざき)商店街」では、各々のお店が工夫をこらしたイルミネーションを設置しており、道行く人の目を楽しませています。


 さらに北に進んだ「輪島マリンタウン」にもイルミネーションがあります。輪島朝市に近く、昼間は大勢の観光客で賑わっていますが、この時間は人影もなく、ひっそりとしています。その静寂さが逆にこのイルミネーションの美しさを引き出している気がしました。

 そこから国道249号線を西へ向かうと、鮮やかな光が目に飛び込んできました。リニューアルオープン間近の「輪島塗会館」(旧輪島漆器会館)です。オープンに間に合わせるため夜になっても工事が行われているようで、暗闇の中に浮かび上がる光がとても印象的でした。
 「輪島塗会館」から約1km、当美術館に着きました。隣接の「輪島市漆の里広場」では太陽光発電LED14,000個が光を放つ「かがやきナイトミュージアム」が展開されています。
 様々な場所で個性あるイルミネーションが光輝く輪島の夜を堪能しました。(T.S.)

*「かがやきナイトミュージアム」はいよいよ331()まで。当館ではこの写真展の作品も募集しています。詳しくは当館ホームページをご覧ください。

春の便り届く「梅の花開花」

 当館隣接の輪島市漆の里広場内にある梅の花が先日から咲き出しました。昨年は寒の戻りがあったため、かなり遅い開花となりましたが、今年は10日以上雪もなく、昨年より3週間位早く花が開き始めました。
 三寒四温の言葉通り、この時期は急に冬の天候に戻ることがあります。先日も突然雪が降り出し、広場内は一面の銀世界となりました。

 そんな中でも、紅梅が真っ赤な花を咲かせて、白い雪との見事な対比を見せてくれました。
 これから暖かくなるにつれて、梅花の数が増えていく事でしょう。
 皆さんも当館へお越しの際は、輪島市漆の里広場の梅の花もぜひご覧ください。(T.S.)
*当館友の会では、326()に「梅ヶ香茶会」を開催いたします。
 詳しくは当館ホームページをご覧ください。

お釈迦様の遺徳を偲ぶ「犬の子まき」

 輪島の曹洞宗(そうとうしゅう)の寺院では、お釈迦様の入滅日とされる215日にその遺徳を偲ぶため、涅槃(ねはん)団子をまく「犬の子まき」(地元では「いんのこまき」と呼ばれる。)が行われます。
 市内河井町の蓮江寺(れんこうじ)の「犬の子まき」に伺いました。
 本堂で法要が行われたあと、米の粉を練り上げた45センチの団子をまくのですが、それらは犬をはじめとする干支の形をしています。
 お釈迦様の入滅を嘆き、動物も悲しんだと言われることから干支の団子が作られているそうです。

 輪島では、この涅槃団子を持っていると無病息災や魔よけになると伝わっています。この日は日差しはあるものの寒風が強く吹いていましたが、寒さに耐えながら待っていた大勢の人々は「犬の子」を競うように取り合い、皆大事そうに持ち帰っていました。(T.S.)

*涅槃団子:米の粉を45センチの干支の形に練り上げた団子。
「犬の子まき」は、干支の中で犬が吉運にあたるので、犬の数が多くまかれることからそう呼ばれるそうです。

能登杜氏(とうじ)の酒造りを見学

 能登は昔から酒造りが盛んで、「能登杜氏」と呼ばれる酒造り職人は、「南部」(岩手県)、「越後」(新潟県)、「丹波」(兵庫)と並んで日本の四大杜氏の一つとして数えられています。
 先日、市内4軒の造り酒屋で順番に見学会が開かれました。

 その中の一つ、河井町にある1862(文久2)年創業の造り酒屋を訪ね、四代目となるご主人の案内で酒蔵の中を拝見させていただきました。

 酒蔵の中は凍てつくような寒さですが、甘酸っぱい香りに満ちあふれ、酒造りの長い歴史が感じられます。
 ご主人のお話から、大吟醸や純米酒など、多くの種類のお酒を生み出すには、原料米の吟味や細かい工程の管理など、大変な苦労をされていることが伝わってきました。

 お店の方のお話では、例年観光客の参加が多い酒蔵見学ですが、今年は加えて地元の方々の参加が増えたそうです。この地で古くから受け継がれてきた大切な酒造りの文化を知る大変良い機会だと思います。(T.S.)

熱気に包まれる9日間「輪島あえの風冬まつり」

輪島では毎年この時期に、輪島の文化や産業を多くの方々に知っていただくために「輪島あえの風冬まつり」が開かれており、今年も27()から15()にかけて開催されています。

 そのメイン行事の一つが輪島市文化会館で開催される「輪島塗ありがとう市」です。この市は、市内15の漆器店が日用品から豪華家具に至るまで、1万点以上を破格値で販売する輪島塗大ご奉仕市となっており、連日多くの人が訪れています。
 特に人気があったのは様々な漆器が入った「福袋」で、長蛇の列ができ、初日で完売しました。
 また、330()から始まるNHK連続テレビ小説「まれ」出演者へ向けての応援メッセージボードも用意され、訪れた人が思い思いのメッセージを書き込めるようになっています。
当館でも、会場内にマスコットキャラクター「わんじまくん」をあしらったアピールボードを設置したほか、期間中は入館料を特別料金に割り引き「第32回日本伝統漆芸展」などをお得にご覧いただけます。
この他にも市内各地で「朝市感謝祭」「食談義」「にぎわい大市」「輪島ごっつお祭」などの関連行事が開催され、輪島市内は熱気に包まれた9日間となります。(T.S.)



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